どうも、山元タカトブです!
起業を目指す上でインプットは言うまでもなく重要です。
今回は、その手段としての基本である、「読書」についてお話しいたします。
「本は読みたい!けどなかなか出来ない…」
と、日々忙しく会社勤めしながら勉強しているあなたもこう思ってはいないでしょうか?
実際、僕の周りにも「全然読書ができない!勉強したいのになんでだ?」と話す同僚や友人が少なからずいます。
あなたも「やる気(本を読んで勉強する気)が出ないことが多いな」と思っているのであれば、この機会に一緒に考えてみましょう!
勉強としての読書ができない原因とは?
まずのお話、なぜあなたが勉強しようという気が起きないかというと、
- そもそも、本を買う気すら起きない
- 本を買う習慣があっても、本を溜め込んでしまって読む気が起きない
この二つのどちらかが原因である可能性が考えられます。
ではこれらの原因について、ひとつづつ説明していきます。
本を買う気が起きない理由
勉強はしたい、でも本を買う気が起きないのであれば、それはおそらく
- 今、自分自身の目標が明確になっていない
- もしくは自分自身の現状を理解できていない
このどちらかの状態であると考えられます。
目標とする未来があって、現在の自分に足りていない要素を把握できてるとしたら、そのギャップを埋めるためにどういった知識・経験を積む必要があるか検討が付くはずです。
それによって自分に必要な本や教材が明確になるわけです。
つまりは、その新しい知識を吸収しようという意欲が湧かないということは、そこのギャップ値を正確に把握できていないということ。
ですからまずは、自分自身の目標設定をしっかり立て、その上で自分を客観視してギャップを埋めるところから始めてください。
まずは手始めとして、会社帰りに本屋さんにでもよって「ビジネスコーナー」をブラつくことから始めてみましょう。
書店には一時的に様々なブームの本が並んでいるので、それを眺めているだけでも勉強になります。
しかもベストセラー本などは、その時々の時流を反映していることが多いので、ビジネスアイデアを閃くきっかけになったりもします。
ともあれ、こういうことが起こり得るわけですから、世の中の流行りものを見に行く感覚で気楽に覗いてみるといいでしょう。
その中から、自分のこれからの学びやギャップ埋めに必要な本を選んで、まずは手に取ってみてください。
本は買うけど読む気が起きない理由
次にもう一つ、本は買っているけど読む気が起きない場合。
これには理由が二つあります。
一つは、
「純粋にやる気がわかない学習意欲が低い状態」
もう一つは、
「そもそもその本の知識が実は必要ない状態」
です。
最近は電子図書などの普及で、出版業界は不況におちいっています。
ですから、業界全体がマーケティングにすごく力入れており、タイトルだけでお客さんを惹きつけて立ち止まらせてしまう工夫をこらしています。
最初の2、30ページをパラパラとめくるだけで欲しくなってしまうような言い回し、つまりセールスレター的な文章を挟み込んだりもしています。
そういう事情があるので、当然ながら「欲しくない本・必要のない本」まで買ってしまうメカニズムにハマりやすくなっています。
もしあなたに、買ったけど読んでいない本があるとするならば、それは本当はあなたに必要がない本の可能性があります。
例えば、これから独立してビジネスを構築していくサラリーマンが、
「優秀な社員の採用・養成マニュアル」
という本を読んだとしても、現時点では全く稼ぎに直結しないし無意味な本だと思いませんか?
こういった社員の採用に関する本は、すでに組織化を成していて、ある程度経験を積んだ経営者向けであることはお分かりいただけるかと思います。
よくありがちなパターンとして、頭では「今すぐ役に立たない知識」と理解していても、つい余計な勉強をしたくなる人がいます。
あなたは心当たりがありませんか?
以上ように、流行っていたりとか勉強になることでも今すぐ使わない知識は多々にしてあります。
そして、真面目に勉強に取り組んでいる人ほど「買った本は読まなくちゃ!」となってしまいがちですが、それは
牛丼屋に行って牛丼を出されたから、その牛丼は全部食べないといけない
と考えることと一緒です。
そういう一貫性の原理というか、出されたものは全部処理しなきゃというノルマ感は当然あるとは思います。
ですが、それゆえに本を読まなくちゃと思って本を積んでしまい、強迫観念に駆られてしまうのはナンセンスです。
先ほどの説明の通り、基本的に読む気が起きない本というのは、あなたにとって必要がない本である可能性が高いと言えます。
ですから、買ってはみたものの
あなたが潜在的に拒否している本は無理せず読まなくていい
と僕は思います。
本との向き合い方を考える
では本当に今必要な本だけを買えばいいのか?というと、それも少し違います。
お金はかかりますが、どんどん読みたい本を手に取って、実際に読み進めたい本だけをインプットしていくと要領よく勉強できます。
人間はみんなそうだと思いますが、嫌々やることはどうしても吸収力が落ちてしまいますよね?
買ったからという義務感だけで興味がわかない活字を読んだとしても、結局頭の中に何も残らず時間の無駄になってしまいます。
それならいっそ、読まない方が効率的であるのは明らかです。
ただし、読まなかった本は捨てたり誰かにあげたりするのではなく、とりあえずは1年間ぐらい自分の家の本棚に寝かしておくと良いでしょう。
なぜかと言うと、あなたがビジネスを進めていく上で知識が身に付いてくると、
ある時突然に本棚に眠る本が役に立つ
ことがあるからです。
あなたの知識がその本に追いついた時、自然と読みたいと思ったり、実際に読めるようになって役立つことが必ず出てきます。
たしかに、本を買うだけ買って積みっぱなしは「金の無駄遣いをしているのではないか?」と気が滅入ってしまうかもしれません。
ですが、別にそれは間違っている行為ではないので、気にする必要はまったくないのです。
それでも、1年経っても読まないという本については、ヤフオクやメルカリで売ってもいいですし、その本の内容が好きそうな人にプレゼントするのもいいでしょう。
もしくはその人が持っている、あなたが興味を持てそうな本と交換すると無駄がありませんよね。
自分が読まない本だから、他人にとってもつまらない本ではないか?と思うかもしれませんが、人の好みは千差万別です。
つまり、あなたにとって価値がない情報でも、他人にとってはとても価値のある情報だったりするわけです。
そもそも読書する間がないときは?
そしてもう一つ、そもそも読書する間がない場合はどうするのか?
学ばなければならない、もしくは学びたくて本はあるんだけど、なんとなくどうしようとなってしまう。
この原因としては、他にやりたいことが沢山あったり、やるべきことが多すぎてパンクしている状態かもしれません。
言い換えると、読書をしたいと思っていはいても、読書をすることの優先順位が低い状態とも言えるでしょう。
ではここで、あなたがこなすべきタスクにこのようなランク付けをしてみましょう。
例えば、目の前のタスクに「S、A、B、C」と格付したとします。
- S=緊急でなおかつ今すぐこなすべき重要なこと
- A=緊急ではないが重要なこと
- B=緊急ではあるが重要ではないこと
- C=緊急でもなければ重要でもないこと
で、おそらく上記のような人にとっての読書というのは、
Aの「緊急ではないけど重要なこと」
に属していると推測できます。
A の中にも複数のタスクがあり、さらに読書というタスクは3番手4番手くらいに位置するため、いつまでたってもこなせないまま時間が経ってしまうのです。
ではこういう時、どうすれば「Aの中で優先順位が低い読書」にたどり着けるのか?
これは僕からの一案ですが、1日の中で5分か10分くらいはあるであろう「すき間時間」を活用する方法があります。
5分やそこらで何ができるんだ?と思う人もいるかもしれませんが、ここではとにかく本を開くことから始めてほしいのです。
学生時代を思い出してみてください。
勉強する時に机の上に教科書を置いてはみるものの、本を開いた状態で置いたことがあるでしょうか?
ここでポイントとなるのは、あなたのデスクの上に
【読みたい本を閉じて置くのではなく、開いて置く】
ことです。
これにどんな意味があるのかと言うと、あなたに少し暇な時間ができたとき、ふと机の上を見ると開いた本が目に入ると思います。
この時にあなたが読みたい見出しの部分を開いておくなど、工夫をすることによって
「ちょっとだけ時間あるし、少しだけ読んでみようかな」
という気になる確率を上げることができます。
読書に行き着かない大きな原因は、「エンジンがかからない」ということです。
例えば、車のエンジンを止めた状態で駐車していても、走り出すまで時間がかかりますよね?
ですから、予めエンジンをアイドリング状態にしておくだけで、意外にすんなりと走り出すことができるのです。
つまりは本をすぐ読める状態、または常に目に入る状態にしておくことで、隙間時間を使った読書を促すことができるようになります。
最後に…
さて、今回は「読書の勉強法について」を紹介いたしました。
やる気はあるけどなかなか読書ができないという場合、色々と参考にしてみてください。
考え方とほんの少しの工夫で、読書を始めるきっかけを作ることができるでしょう。
本を読むことは、とても良い頭の体操になります。
ほんの1、2分だけでもいいので、とにかく本を開いてみて読書を身近なものにしていきましょう。
漫画を読むよりは、断然ビジネス脳に近づくことになりますよ。
それでは、今回はここまでとなります。
山元タカトブでした。