どうも、山元タカトブです!
今回は、「敬語上手は仕事上手!」というテーマでお話します。
日本語の乱れは仕事の乱れ
さて、いきなりですが問題です!
Q:次のうち正しい「返答の仕方」は次の3つのうちどれでしょう?
(あなたの上司、ある部長さんから仕事の指示に対しての受け答え)
- A:「了解です」
- B:「承知いたしました」
- C:「承りました」
さあ、正解はわかりますか?
…
…
…
正解は、BとC。
「了解です」というのはご存知の通り、敬語としては必ずしも正しくありません。
相手から言われたことをこちらで吟味の上、「了承し理解した」という目下の人に対して使う意味合いが強いことから、「了解しました」はあまり適切な敬語ではないのです。
とはいうものの、常日頃からよほど気をつけていない限り、日本語って間違えてしまって当たり前なところがあります。
敬語なんて特に難しいものですから、ビジネスシーンでも使いやすかったり、耳なじみが良いということで「間違った敬語」が使われてしまっているケースもあることでしょう。
しかし「普通」に埋もれてしまっては意味がありません。
どうせなら、
「敬語上手」
になってみるというのはどうでしょうか?
敬語を正しく使うことができれば、それだけで「大きなアドバンテージ」になるとは思いませんか?
敬語を正しく使うことができない人が多い中で、少数派の敬語上手。
これだけでも、あなたの「商品価値」はグンと上がります。
敬語上手は仕事上手の理由
なぜ、敬語上手は仕事上手と言えるのでしょうか?
これはちゃんと理由があります。
仕事ができるということは、
「相手とのコミュニケーションや情報のやり取りに習熟している」
ということにつながるからです。
敬語を正しく使うことができるということは…
それだけ相手の立場や自分の置かれている状況・そして伝えるべき情報を過不足なく正しく伝えることができる能力を持っているのとほぼ同じことです。
なぜならば、こういった正しくスムーズな情報伝達をすることは、日本語の正しさを勉強するのが重要であり最短距離であるからです。
さらにもう一つ理由があります。
対外的に正しい敬語を使うことができると、相手に対して
「この人はしっかりしている」
という好印象を与えることができます。
いえ、もっとハッキリ言いましょう。
正しい敬語は、
「仕事におけるより高いステージへのパスポート」
と言ってよいでしょう。
ただ、最近は若い方も増えてきていますから、どれが正しい敬語でどれが正しくない敬語なのか判断がつかない人も多いのが事実。
間違った敬語の方が正しい敬語だと勘違いして、得意満面になっている人もいるほどです。
しかし、社会の荒波に揉まれて「海千山千」と呼ばれるようなゴリゴリのビジネスマンやエグゼクティブ層は、特に礼儀作法やマナー、そして正しい敬語に敏感なものでもあります。
エグゼクティブ層や上層部に気に入られるのはやはり、
「正しい敬語を使うことができる人材」
と断言して良いでしょう。
御存知の通り、社会人には「ヒエラルキーのピラミッド」というものが存在します。
ピラミッドの上の上の方まで突き詰めていき、そういった場所での会食となると正しい言葉遣いができるのが最低限のマナーとなります。
会社の上層部も、そういったVIPとの会食となれば、安心できるサポート役の部下を連れて行きたくなるものです。
そんな社内でも話題になるほどの「超大物との会食」などがある際には、正しい敬語を使うことができる・正しいマナーを知っている部下が重宝されるでしょう。
つまり正しい敬語を使うことができる人は仕事上手のみならず、要領よく上の方にコネクションを作ることができるというわけです。
正しく品の良い敬語とは、
「必然的に良質な人脈を呼び寄せる魔法の言葉」
なのです。
正しい敬語で仕事を回そう
正しい敬語で仕事を回せば、より洗練された次元の高い仕事を得ることにつながります。
言葉が正しければ、それだけであなたの信頼度も増します。
つまり、仕事の評価もあがりやすく仕事の評価が上がりやすいということは、仕事の成約率にも跳ね返ってくると言えるのではないでしょうか。
このように正しい敬語で仕事を回すのは重要なことでもあります。
ただし、正しい敬語を習得するために何もマナーブックとにらめっこして、意固地に駆使しようとしなくてもいいです。
ましてや、常日頃から一つでも敬語を間違えたら口を酸っぱくして人のことを注意する、なんて行動をとる必要もありません。
これを結構やってしまいがちで、特にベテラン上司やお局様などに多く見られる傾向です。
しかし当然、そんなこをしてしまっては、速攻で「鼻つまみ者」まっしぐらですよね?
ですから敬語で大事なのは、
「あくまでも周りの空気を読み、カジュアルなところはカジュアルに、決める時は決める」
これが「正しい敬語上手」であり、仕事上手と言えるのではないでしょうか。
まとめ
敬語上手は仕事上手です。
そして、正しい敬語を常日頃から24時間365日使えるようになるのは当然ですが、それをひけらかさないというのも重要です。
あくまでもカジュアルな時はカジュアルに行くのがベターです。
その方が「ギャップもあってカッコいい!」と僕は思っています。
ただしそうなるには、必要な時に必要な敬語を使えるように
「常日頃からのたゆまぬ努力」
が必要となるでしょう。
なかなか口で言うほど簡単なことではありませんが、ぜひあなたも
「出来る敬語マスター」
を目指してみてはいかがでしょうか?
それでは、今回のお話はここまでとなります。
山元タカトブでした。