どうも、山元タカトブです!
あなたはマナー研修に参加したことがありますか?
一般的な社交マナーを教えてくれるところから、ビジネスマナー専門のコンサルティングなど、世の中には多種多様なマナー研修があります。
もちろん、ビジネスをする上でもマナーはとても大切な要素です。
なぜなら、たとえあなたが良質なビジネストークに長けていたとしても、それに伴うだけのマナーを身につけていなければ、相手からは二流と判断されてしまいます。
そうならないために、一流のビジネスマンを目指す人たちは高い費用を払ってビジネスマナーのコンサルティングを受けているのです。
僕も過去に数えるほどですが、知人の誘いで「ビジネスにおけるマナー研修」なるものを受けたことがあります。
今回は、僕がいくつか受けたビジネスマナーの中で、参考になったことをご紹介したいと思います。
ビジネスマナー研修で勉強になった2つの事
やっと少し暖かくなってきたある年の4月某日、僕は知人の誘いを受けて、あるビジネスマナーの研修に参加していました。
これからお話することは、ビジネスに関する「笑顔」と「感謝」についてです。
それではどうぞ!
笑顔には「質」があるというお話
あるマナー研修は、まず始めに王道と言うか、まぁお決まりである「笑顔の訓練」がありました。
マナー研修でいきなり笑顔の訓練??
と首を傾げるかもしれません。
ですが確かに、笑顔は対人関係や商談を円滑に運ぶための「重要な武器」になることは理解できました。
しかしながら、この時の僕は、30人近くも参加者がいる会場で「笑顔」の練習をする事に少し抵抗がありました。
その理由は単純、
「だって恥ずかしいじゃないですかw」
今までの僕の人生の中で「笑顔を訓練する」という概念は皆無だったので、研修のっけから出鼻をくじかれた感じがしました。
大のおとなが二人一組で満面の笑顔を振りまき合う、面白くも異様な光景でしたね(笑)
しかし、いざ講師の説明を交えて
笑顔の本質
について学んでみると、とても奥が深いものであると気がついたのです。
その講師曰く、
「笑顔で一番気をつけておくべきことは、謙虚さと卑屈さの違いを理解しておくこと」
とのことでした。
結論から説明しますと、
謙虚な笑顔は相手に爽やかな印象を与えるが、卑屈な笑顔は相手を不快な気持ちにさせるということです。
言葉で聞くと当たり前のことのように思えますが、世の中にはたくさんの卑屈な笑顔が溢れています。
自分では「マナー研修で習った通りに実践しているからオッケー!」と思っていても、周りから見れば「卑屈な笑顔」になっている人が結構います。
卑屈な笑顔には、その人の「自信のなさ」や「ひがんだ性格」が現れているので、それを察知した人は「この人とはもう会いたくないな」と内心思います。
逆に謙虚な笑顔には、人を惹きつける魅力が備わっています。
謙虚とは、確かな実力と芯がある人が周りに気を遣わせないようにすることです。
つまり、自分が持つ力におごることなく、周囲の人に気配りができるということです。
ですから、謙虚と卑屈は全く真逆の概念であると言えます。
僕たちビジネスマンが目指すべき笑顔は、当然「謙虚な笑顔」ですよね。
研修で習得できる笑顔は、あくまで表面上の笑顔ではありました。
ですが、その中でもビジネスや対人関係のキャリアをしっかり積んできた人の笑顔は、一目見たらわかる謙虚さが滲み出ていたことを覚えています。
そして講師は、きっぱりとこうも言っていました。
「仕事や気配りが出来ない人は、おのずと卑屈な笑顔になります」と。
これを聞いた僕は「厳しいことを言うな〜」と思うと同時に、「確かに該当する人たちが過去にいたな~」とも思いました。
ビジネスシーンにおける「本物の笑顔」とは、仕事を通して実力を磨きながらでなければ身つけることはできないそうです。
テレビに出るような有名な社長や各業界のリーダーたちの笑顔を思い出してみてください。
彼らに共通していることは、重厚な人生経験を積んできた人だけが見せる「喜楽に満ちた笑顔」を持っているところです。
実力に裏付けされた笑顔でなければ、多くの人の心を掴むことは不可能なのです。
ですからあなたもぜひ、
チャンスをつかむ「謙虚な笑顔」
を出せるように心がけてみてはいかがでしょうか?
感謝には「正しいやり方」があるというお話
もう一つ、マナー研修でためになった話があります。
いきなりですが、ここであなたに質問です!
あなたが仕事やプライベートで知人に何かしてもらったとき、どのような手段で相手に「ありがとうの気持ち」を伝えていますか?
感謝の気持ちを忘れてはいけないのは当然のことですが、
「どのような形で相手に伝えるのか?」
が重要です。
例えばこんな実話があります。
ある有名企業の社長が、大きな商談の手伝いをしてあげた知人から、夜遅くに電話がかかってきたことがありました。
このとき社長は、知人に緊急の事態があったのか?と心配をして電話に出たところ、
「この度は大変お世話になり、どうもありがとうございました!」
とお礼を言ってきたのです。
実はこの時、社長はお風呂に入ろうと服を脱いでいた最中でした。
このマスコミにも頻繁に顔を出すくらい有名な社長は、
「この人とは二度と一緒に仕事をしないでおこう」
と心に決めたそうです。
そして反対に、
「この人とは一生かけてでも付き合っていこう」
と思えた相手もいたそうです。
それはビジネスで助けてあげた相手から、即日で「感謝状」が届いたときでした。
…さて、これが何のマナー話かと言うと、心の底からお礼が言いたい相手ならば、
手軽に電話で済ますのはやめたほうがいい
ということなのです。
普段僕たちは、何気なく相手に電話をかけ、特に何を話そうと決めるわけでもなく、だらだらと時間を費やしてしまうことがよくあります。
ビジネス関係者や目上の人に対しての電話は、普段しているようにカンタンにかけてはいけません。
なぜかというと、
「電話は時と場合を間違えると、相手のプライベートの時間に土足で入る行為」
になってしまうからです。
これは携帯電話が当たり前になった今の時代だからこそ言える事です。
ビジネスする相手に電話をするときは、細心の注意を払う必要があるのです。
相手は何か大事なことをしている最中ではないだろうか?
と常に考えておく必要があります。
自分の立場になって考えてみてください。
もしもあなたが、仕事で重要なタスクをこなしている時に不意に電話がかかってきたら?
たとえわずかな時間であっても、あなたは今やっていることから必ず意識をそらさなければなりません。
大事な仕事を中断させられた上、電話の相手の用件が「ありがとう」を伝えるだけの用件だったとしたら?
お礼を言われているにも関わらず、タイミングが悪かったという理由でムッとしなければならなくなります。
一見どうでもいいような細いことです。
ですがもしあなたが一流の人を相手にする場合、
その相手の時間を最大限尊重するべき
なのです。
ですから、本当に心から礼を伝える時は電話を使うのではなく、できるならば相手の時間を奪うことがない「感謝状」や「お礼状」を贈ってください。
そうすることでその気配りが相手に伝わり、大きな好意を持ってもらえるきっかけとなるのです。
この話は僕も強く納得するものでした。
人間は誰でも平等に「時間」という命があるわけですから、それを尊重するマナーはビジネスにおいて重要であると言えるでしょう。
最後に…
さて、今回はビジネスにおけるマナーについてお話をしました。
今回紹介した以外にも色々なマナーがあります。
仕事をうまく運ぶ上で、相手に気遣いできる人は自然と周りから信頼されます。
ですから、あなたも機会があれば是非ともマナー研修に参加してみてはどうでしょうか?
僕も参加してみるまでは、あまり必要性を感じていなかったです。
しかし今はとても役に立つと感じています!
では、今回はここまでとなります。
山元タカトブでした。