どうも、山元タカトブです!
仕事のお悩み相談室の時間です。
数ある企業の中には、ブラック企業と呼ばれる会社が多く存在します。
今の世の中、そうでなければ生き延びられないのかもしれません。
誰しも仕事がブラックな会社に入ってしまうことだけは絶対避けたいですよね。
しかし、その会社がブラック企業なのか、外からでは判断しづらいと思います。
独立起業を目指している人にとって、準備段階として定職に就く場合の大きな悩みのひとつでしょう。
そこで今回は、仕事がブラックな会社の特徴と見やぶるコツをご紹介いたします。
Contents
仕事がブラックすぎる会社の見やぶり方
改めて言いますが、どんな会社も入ってみないと本当のところは見えてきません。
一般的なブラック企業の定義として、
- 慢性的に長い労働時間(拘束時間)
- 業務量に見合わない低い給与
- 設備の老朽化などによる劣悪な職場環境
- パワハラ・モラハラ・いじめが横行する人間関係
などが挙げられます。
何度か転職した人はわかるかもしれませんが、どんな会社であっても必ず良い部分と悪い部分があります。
「自分にとってはブラックであっても、他の人にとってはそれほどブラックでもない」
ということもあるでしょうから、必ず自分自身の目と耳で確かめてください。
情報収集の方法としては、求人誌などの募集要項やインターネットからの収集がポピュラーですが、中にはこんな荒ワザもあります。
まずねらいの会社に直接出向き、仕事を終えて出てきた社員から
「労働環境アンケート」の取材
と称して生の声を聞くという方法です。
実際に、僕の知人でこの方法を試した人が何人かいました。
結果は意外にも、社員の本音をうまく聞き出すことで、その会社のブラック度合いを知ることができたそうです。
これはなかなか勇気のいる方法ですが、「取材アンケート」と言われると意外にも協力的な人が多く、ここぞとばかりに会社の実情をさらけ出す人が多いです。
やってみたいけど、ここまでする勇気がない人!
そんな方には、もう少し難易度を下げた方法があります。
例えば、夜に調べたい会社周辺へ行き、そこでそのオフィスの窓を見て電気がついていたとします。
一定期間観察し続けて、連日遅くまで電気がついていれば、夜遅くまで残業をしている可能性が高いと言えます。
業種によっては繁忙期があり、その時期に重なっているのかもしれませんが、そうでない閑散期でも遅くまで電気がついていたら残業が慢性化している可能性が高いでしょう。
このように、実際に外から自分の目で見て推測できることもあります。
ちょっとした探偵ごっこをしているようで、ドキドキワクワクすることうけ合いです笑
自分の足で稼いだ情報は、信頼性の高い判断材料として必ず役に立ちます。
本気で狙っている会社を調べたい方は、騙されたと思って一度実践してみてください。
いざ後で入社して、顔バレするなんてこともまずないのでご安心を笑
仕事がブラックすぎる会社の特徴

話がそれてしまいましたが、本題である「仕事がブラックすぎる会社」の特徴はこちらです!
社員の入れ替わりが激しく、入社が簡単!
ブラック企業は、労働条件や環境、人間関係まで劣悪なため、社員がそれに耐えきれず頻繁に辞めていく傾向にあります。
そして、次々と辞めていく社員を補充するために頻繁に採用していきます。
採用した人材を酷使して疲弊させてを繰り返し、ダメになったら駒のようにポイ捨てを繰り返します。
このような企業は人員補充が常なので、求人サイトや自社のホームページ、求人雑誌などに頻繁に広告を出してきます。
職探しをしている期間、もしくはそれ以前から求人媒体をこまめにチェックしていると、不自然なほどよく見かける企業がいくつかあるはずです。
さらに、ブラック企業は有意義なビジネスモデルや核となるノウハウがなく、スパルタ式の営業活動で業績を維持する場合が多いようです。
とにかく余計なことを考えずに、会社の言いなりで馬車馬のように働かせればいいといった営業方針をとります。
ですので、あなたの頭がよかったり勘が鋭かったり、いろいろ疑問を持たれると逆に困るわけです。
こうした事情から、職探しをする側からすると、あまり何も考えなくても簡単に入社できてしまいます。
そんな会社を見極めず、うっかり採用されてしまうと「地獄」を見る羽目になり、最悪の場合「過労死」や「過労自殺」に追い込まれることもあります。
そして、仕事がブラックすぎる会社特有の募集例はこちら!
- 求められる経験や資質、資格や能力などにこれといって制限がない
- 募集人数が不自然なほど多い
- 面接方式が適当で会社の熱を感じない
などがあります。
採用の条件やプロセスがこうなっていたら要注意ですね。
給料が安すぎるか、逆に異様に高い
優良企業なら、仕事に対してそれ相応の金額で給料が支払われ、被雇用者の権利をしっかり遵守します。
また、能力や業績に応じて昇給、ボーナスも出たりしますし、残業に応じて割増賃金も当然支払われます。
ところがブラック企業では、同業他社や業界平均に比べて、給料の水準が著しく低い場合があります。
また、どんなに頑張っても昇給がなく、残業代も出ず、出ても一定額に限られるなんてこともあります。
つまり、経済的な面での待遇が悪すぎて、労働基準法に違反していることもあるのです。
あるいはその逆の場合もあります。
ブラック企業は人を使い捨てるため、社員数が急激に減ることがよくあります。
そこで、浮いた人件費を使って業界平均よりも高額な報酬をエサにして、なんとか人材確保しようと躍起になります。
こうした情報は、応募先の募集要項を確認するだけでなく、同業他社の募集要項や業界データをチェックすることで把握できます。
普段からネットなどで情報を集めておき、明らかに給料面で問題があるとしたら、仕事がブラックすぎる会社だと思って警戒すべきです。
外部から見える情報に悪い評価が多い
ネット上では、就職や転職に関する情報を掲載しているサイトが無数にあります。
その中でも、優良サイトは「会社の各種バロメーター」を見ることができます。
仕事のやりがい、働きやすさ、社長や管理職の態度、キャリアアップの程度など、会社関係者による口コミ情報も載っています。
見ていて面白いのは、生の声としての文章で掲載されているだけでなく、段階評価でグラフ化されていたりするところです。
もちろんネットですので、全てを鵜呑みにすることはできません。
ただそれでも、何も情報集めをしないよりはずっといいですよね!
また、ネットでなら本音を書き込みできるというメリットもあります。
応募についての口コミ情報が載っていれば、是非とも参考にしてみましょう。
仕事がブラックすぎる会社特有の待遇や人間関係のについて色々と投稿されているはずです。
業績の評価が上司の気分次第
どんなにずさんな会社でも、さすがに面接くらいはあるでしょう。
そこでのやり取りの中にもブラック企業か否かを判断する材料はあります。
面接で志望動機の説明や自己PRが一通り終わった後、会社に質問出来る場合がありますが、その時やたらと精神論が出てきたら要注意です。
例えば、人事評価の仕方や昇格昇給の制度について質問した時に、
「やる気があって頑張っている社員を評価する!」
「大事なのはとにかく根性!」
「がむしゃらに仕事に没頭することが大事!」
などと面接官が答えたとします。
この場合、客観的で公平な評価制度はなく、社長や上司の好き嫌いや気分次第で処遇が決められてしまう可能性が高いです。
また、それに異議を唱えようものなら、パワハラやいじめをされる恐れもあります。
他にも、「やれば必ず出来るよ」「頑張れば何とかなるさ」などと言ったとします。
この言い回しの裏には「出来るまで帰れると思うな!」「何とかなるまで辞めるな!」ということを強要してくる恐れを含んでいます。
その結果、遅くまで残業を強いられ、持ち帰って仕事をし、休日も出勤して作業せざるを得なくなります。
これらは一例ですが、会社のことを聞いても面接官が客観的かつ具体的に答えられず、精神論を振りかざすような企業は要注意です。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか?
怖いですよねー、ブラック企業!
僕なら絶対に一生お断りですよ、ホントにw
では最後におさらいです。
「仕事がブラックすぎる会社」の特徴としては、
- とにかく労働環境が悪い
- 社員にすぐに辞められるので、その分すぐに採用しようとする
- 社員の入れ替わりが激しくなるのるため、募集広告を頻繁に出している
- 同業種に比べて給料が低すぎる、または急遽社員確保するために給料を異常に高くする
と、こんな感じですね。
なお、ブラック企業かどうかは、求人サイトなどに限らず、ネットの口コミ情報も判断の参考にはなります。
また、実際に志望先の会社付近に行って、残業の様子や社員の疲れ具合をチェックするのもよいでしょう。
さらに、実際に面接となった場合には、面接官にいろいろ質問しましょう。
そこで、やたらと精神論を振りかざしてきたら、非合理的なやり方を強いられると疑った方がいいです。
就職と転職、サラリーマンは組織の歯車として会社に尽くさなければなりません。
就職して会社に寄り添って生きていくのか?
大きな成功の可能性を秘めている独立を目指して生きていくのか?
どちらにせよ、ブラック企業に巻き込まれて人生を削られないように気をつけたいものですね。
山元タカトブでした。